「考える」機会を奪っていませんか
本校では、毎週定例の生徒指導委員会を行っています。
各学年の担当から、学年での生徒指導案件を報告してもらい、情報共有をして、指導に活かしています。
最近特に感じるのは、生徒の行動が幼くなっているということです。
私は主に小学校に勤務していたので、小学校で聞くようなトラブルが多いと感じます。
例えば、先のことや相手のことを考えない言動がトラブルに発展するような事案です。
相手が嫌な思いをすることが明らかなことを平気で言ってしまったり、そんなことを言ったらお互いにこの先やりづらくなるようなことを言ってしまったりといった内容です。
軽はずみな一言のせいで、教室に入れなくなってしまうケースもあります。
小学校で指導されてできていたことが、中学校でできなくなるのは、「自分で考える力」が弱くなっているのではと感じてしまいます。
私が思うに、原因の一つに「スマホ」があるような気がします。
・何も考えなくても、無数の動画が流れてくるし、見れば見るほど自分好みの動画ばかりになります。
・何かあれば、自分で解決しようとするよりも、AIに聞けばすぐに答えをもらえます。
・SNSなら、相手の表情や場の空気を気にしなくても、好きなことを書き込めます。
我々大人は、子供の時のいろいろな実体験があるおかげで、感覚を身に付けています。
感覚が身に付いている大人と、感覚が身に付いていない子供が、同じように「スマホ」を使えば、どうなるかは明白です。
大人が、「どうして?」と思うような「スマホ」トラブルは当然起こり得るはずです。
中学校では、自分で判断したり、工夫したり、考えを伝えたりする力が、小学校以上に必要です。
それは、学習、生活などあらゆる場面で求められます。
小学校での経験や身に付けた基礎基本を活かして、社会で生きていくスキルを身に付けるのが中学校です。
この大切な時期に、「考える」機会を奪うような「スマホ」の使わせ方をしてはいないでしょうか。
子供たちの未来のためにも、もう一度、スマホの使い方、ルールをご家庭で確認してください。
そして、親の責任でスマホを持たせているということを忘れないでください。(同じことを何日か前にも言っていましたね。私も子を持つ親として他人事ではありません。)